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食べ物に煙を

 注ぐとおいしい香味になる。ただしこの美味が微妙で、これによってわずかな量の発がん性化合物を食べることにもなり得る。ACSの学会で研究者らは、微小孔のあるアルミノシリケートでつくるゼオライトフィルターを使うと、煙の中にある発がん性多環芳香族炭化水素(PAH)を最大で93%削減できることを報告した[1]。研究者らは、斜プチロル沸石と呼ばれる天然にあるゼオライトを使い、食べ物に入れ込む前に、オーク・ウッドから多く出る煙をろ過した。その結果、加熱によりゼオライトを活性化し、煙と接触する面を最大にするために微粉末にすると、ろ過は高い効率を示した。ゼオライトは主に、人の発がん性物質として分類されているPAHの一つであるベンゾ[a]ピレンを軽減できている。12人の味利きに、薫製の鳥と薫製のトマトフレークの味を、試してもらった。その結果、ろ過した方は、よりバランスのとれた味で、たき火臭やディーゼル臭が低下していた。その薫製、ぼくにもくんせい。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 March 26, p. 9.

18.4.17

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