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窒素ガスは

 大気から地上のエコシステムに入ると想定されていて、実質、地質学的な資源から入ることは想定されていない。ただし地質学者は以前より堆積岩は様々な濃度で窒素を含みそれらの多くは有機体が利用できることを知っていた。地質構造の劇的な変化や物理的・化学的気候変動を通してこれらの含窒素化合物が、他の栄養素と同様に土壌に入り込むことができる。今回の新しい論文では、物理的・化学的気候変動のモデルを使って、岩が年間11から18テラグラムの栄養素を土壌に放出していることを予測した[1]。工業時代より以前は年間およそ100テラグラムの窒素の交換が土地と大気の間で行われていた。研究者は、岩を窒素サイクルに加えると、気候変動予測がある程度変化することを期待している。植物は現在、人が放出する二酸化炭素のおよそ30%を吸収している。ただし植物は、生体分子をつくるために栄養素として窒素を必要とするため、どの程度の窒素にアクセスできるかが鍵である。もしCO2が多い環境下でも、より多くの窒素が期待できれば、現在考えている植物成長の限界が、それほど大きくない可能性もある。ただしそれに対する懐疑的なコメント記載されていた。岩について言わずもがな。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 9, p. 10.

DOI: 10.1126/science.aan4399

18.4.27

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