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PETは

 飲料用の容器、衣服、包装、カーペットなど、広く利用されている。ただし使った後それらの多くは埋め立て地に運ばれるか、汚染物質として「太平洋ゴミベルト」をつくり、大変ようになる。使用済みPETは化学的に分解して再利用出来るものの、新しいPETの方が安価なため、あまり一般的ではない。二年前日本の研究グループが、2種類の酵素を使い、PETを分解して吸収するバクテリアであるPETaseを発見した。それはPETをモノ(2-ヒドロキシエチル)テレフタル酸(MHET)に分解し、MHETaseは、MHeTをテレフタル酸とエチレングリコールに分解する。今回研究者らはPETaseの高解像度X線結晶構造解析の結果を得て、PETの代替物であるPEF(ポリエチレン2,5-フランジカルボキシレート)も分解することも発見し、より効率の高い酵素にするために、突然変異させた。得られた変異体はもとのものよりも20%分解効率が向上した。さらなる酵素の改変でバイオによる環境修復技術も商業化も可能になる。環境が、バイオで倍を以上良くなるといいねえ。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 23, p. 10.

DOI: 10.1073/pnas.1718804115

18.5.17

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