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菌類は

 人類の細菌感染、免疫異常、高血圧や他の疾病のFDAが承認する医薬品となる天然物を有している。5百万以上の菌類それぞれに、最大80の天然物の生合成経路があると推定されている。ただし実験室ではわずかなそれらしか培養できず、菌類も、禁止されている訳ではないが、生合成遺伝子クラスター活性全てを発現しない。過去には遺伝子工学による方法も用いられていたが今回、より包括的な菌類天然物発見システムが開発された[1]。異種発現(HEx)と呼ばれるこのシステムでは、データーベースから有望な遺伝子クラスターを同定し、高生産プロモーターを有望なそれに与えて、遺伝子工学でイーストに入れ込み、得られた天然物を分析する。HEx41の遺伝子クラスターに適用したところ、半分以上が検出できる化合物であった。この数の多さは特筆すべきで、これによって医薬品有望化合物の同定も、巨大な菌類遺伝子プールを利用することで可能である。菌類遺伝子、親類にも以心伝心で伝えたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 16, p. 9.

DOI: 10.1126/sciadv.aar5459

18.5.11

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