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キラリティーの概念は

 化学における重要な概念である。二つの構造を重ね合せることができない鏡像であるキラル化合物には、アミノ酸やDNAが含まれる。キラル構造はさらに、ナノ粒子、貝殻、銀河系のような大きなサイズでも存在しうる、これまで科学者は、DNAやタンパク質のような鋳型を使ってキラルナノ粒子を成長させてきた。その中今回韓国の研究者らによって、システインやグルタチオンのようなイオウを含むキラル分子が、金ナノ粒子がキラル構造に成長するのをガイドすることが報告された[1]。硫黄を含む分子は、金の中の結晶面の成長速度に影響し、最終的には、ナノ粒子構造にらせん状のねじれを付与する。得られたナノ粒子は、同様なサイズで、偏光を回転させることができる。研究者らは、この戦略は、エキゾチックな光学特性を有し、センシングやイメージングへの応用も期待されるプラズモンメタマテリアルを含む様々なキラルナノ粒子の構築に利用できるのではないかと、考えている。キラリティーで、チャリティーはできないか。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 23, p. 11.

DOI: 10.1126/science.aar4503

18.5.19

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