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空気から

 湿気を集める技術は、水を乾燥した地域に供給する有望な技術である。ただしこの目的に利用される疎水性表面は、時に水を貯蔵しがちで、湿気を失敬するわけではないけれども消費のためにはあまり出してくれない。その中今回水を効果的に引きつけて出すことができる潤滑疎水性表面が、ペンシルバニア州立大学とテキサス大学ダラス校の研究者らによって開発された。そこでは排水を促進する表面に微細溝加工が施されている。微細溝加工は飛沫を形成する表面も増加させ、表面のナノスケールの粗さを補うために、疎水性潤滑油の薄膜でコートされている。通常の部屋の加湿器でつくられた仮想の霧がかかった条件で、加工された潤滑表面は、様々な他の疎水表面構造や撥水剤よりも、飛沫形成と放出の両方で、優れたパフォーマンスだった。ちなみにこの表面の性質は、分子動力学によってもシミュレートされている。なお表面を雨粒が流れるような映像[2]が公開中である。これもえいぞ〜雨。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 23, p. 11.

DOI: 10.1126/sciadv.aaq091

[2] cenm.ag/waterharvesting

18.5.18

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