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乾燥した冬の日

 髪の毛をチリチリにしたり風になびかせたりする特性が、電力を発生させる安価な材料を提供できることが報告された[1]。いわゆる摩擦電気発生装置は、反対の電荷を引きつける対になった表面が行き来した時、放出されたエネルギーを獲得することで、摩擦を電気に変換できる。この再生可能エネルギー素子が、衣服や歩道や他のものにも取り付けられて、振動や人の動きによって、携帯電話や他のエレクトロニクスに電力を供給する。ただし有効な正極材料はほとんどなかった。その中今回研究者らは、人の髪の毛をアルカリエタノール溶液で処理して、様々な昔ながらの技術で、インジウムチンオキシドにマイクロメートルの厚さのフィルムとして塗布した。この正極とポリイミドでできた陰極をペアにして出力を測定した。発生器を数回叩いたところ、発光ダイオードを明るく点灯させることができた。空気中で三ヶ月保存していてもそのパフォーマンスは、変わらんでおまんす、だった。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 16, p. 9.

DOI: 10.1021/acssuschemeng.8b00136

18.5.10

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