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侵食した山が

 炭素貯蔵地として働き、炭酸のミネラル塩を形成することで大気からCO2を吸い込んでいると考えられていた。今回、台湾の中央山脈地帯で、炭素放出が研究された[1]。そこは台風や地滑りが頻繁に起こるために、素早く侵食される地帯である。その結果、少なくとも67%の有機炭素が岩盤から、頑張らんでも、炭素の酸化で放出されていることが推定された。微生物がこの酸化に寄与しているかを決めるために、脂肪酸の中のC13C12の比が確認された。その脂肪酸はバクテリアしか生産できない。炭素の同位体比は、岩の中の有機炭素の比と一致し、微生物による炭素酸化であることを示していた。研究者らは、これらの素早く侵食される場所では、毎年1 km2当たり6.1から18.6トンの炭素が酸化されていることも類推している。ただしこの微生物による酸化は、100万年のスケールでは重要であるが、人為的気候変化には、測定できるほどの影響はないとのことである。この酸化は参加していない様子、皆さんも賛成か?

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 23, p. 9.

DOI: 10.1126/science.aao6463

18.5.15

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