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1886年以来

 アルミニウムは、溶融した氷晶石(ヘキサフルオロアルミナート)の中の酸化アルミニウムを還元する電解技術によって製造されている[1]。このプロセスでは、炭素リッチなアノードを使うために、それが酸素と反応して二酸化炭素が出るという短所があった。そのためこのプロセスが世に出た頃から、反応しないアノードの探索が行われていた。それでもこれまでにアノードに求められる物理的な安定性、電気伝導性、フッ素や酸素による攻撃に対する抵抗性を満足する材料はなかった。その中アルミニウムメーカーのAlcoaが、2009年以降不活性アノードの試験を行っており、ニッケルフェライトセラミック-金属について発表していた。この成果をもとに複数の会社とカナダ政府機関が、より良いアルミニウム製造法の商業化に145百万ドル投資することになった。世界で第3位のカナダのアルミニウム工業を新しい技術に変換できると、自動車180万台に相当する温室効果ガスが削減できる。アルミニウム製造では、電気分解に必要な電気が課題であった。ただし実際には、今回のプロセスの方がより多くのエネルギーを必要とする。それでも長期的には、エネルギー増加を埋め合わすことができて、しかもCF4C2F6のような温室効果ガス候補も発生しない。新型アノードで、可能度も向上。

[1] Chemical & Engineering News 2018 May 21, p. 13.

18.6.11

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