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ポリマー太陽電池は

 透明、軽量、柔軟で安いもののその効率が低かった。その中今回太陽エネルギーの14.2%を電流に変換できるポリマーが報告された[1]。これは現在の最高効率の11.5%を上回るため、出回るかもしれないが安定性は十分ではない。このタイプの太陽電池は二種類の整合性のある分子を必要とする。一つは光を吸収して励起電子をつくり、正に帯電したホールと呼ばれる層になる分子である。もう一つは低分子で電子を一つ目の分子から引き出して電流発生を助ける。ただしドナーの光吸収を改善することは、その電子特性がアクセプターとはうまくペアにならないことを意味するか、二つの分子が相互作用できるのに十分接近できないことになる。今年始め研究者らはIT-4Fと呼ばれるフッ素原子を組み込んだ受容体分子を調製して電流を増加させていた[2]。ただし通常のポリマーとのペアがイマイチだった。そこで研究者らはフッ素原子をドナーポリマーにも組込みさらに10炭素のアルキル鎖も連結してIT-14Fとの物理的な相互作用を向上させた。これで好調が持続しますように

[1] Chemical & Engineering News, 2018 May 28, p. 7.

DOI: 10.1021/jacs.8b02695

[2] DOI:10.1002/adma.201707170

18.6.15

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