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直径10 nmの

 ドデカヘドラルシリカの囲いである「シリケージ」がつくられた[1]と掲示されている。研究者らはテトラメチルオルソシリケートと孔が広がったメチルトリメチルアンモニウム臭化物ミセルとを混ぜてそれを合成した。合成の反応機構では、出発化合物であるシリケートが、陰電荷を持つシリカクラスターを形成する。それが陽電荷を持つミセル表面のドデカヘドラに自己集合する。ミセルの端はケージ内に収まっているものの、後にそれを取り去ることもできて、中が空洞の囲いを形成できる。低温電子顕微鏡によって、自己集合した化合物の対称な構造が実証された。予備的な結果では、酸化バナジウム、金、銀もケージの中に自己集合することから、様々な無機化合物へも拡大しうる。この基礎的な研究成果は、香料、染料、医薬品などの分子をパッケージにしたり、保護するのに魅力的な結果であり、不均一系触媒やプラズモニクスへの応用も見据えることができる。ケージを作る経費も計上されていた。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 June 25, p. 10.

DOI: 10.1038/s41586-018-0221-0

18.7.19

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