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不斉触媒反応の間に

 リアルタイムで鏡像体過剰率(ee)の変化をモニターする非侵襲的な方法として、二つのスペクトル法の組合せを研究者らは思いついた[1]。これは反応機構の解明、フロープロセスの最適化や触媒の不活性化をモニターする一助になる。反応の進行を追跡するために薬化学者は、基質と生成物の変化を測定する様々な方法を利用している。ただし反応中のeeの変化を測定する技術、とりわけ複雑な多段階不斉触媒反応では未だに難しかった。そこで研究者は、振動円二色性スペクトルとFT赤外吸収スペクトルを同時に苦労せずに測定できるフローセルを開発した。これによってそれぞれの鏡像体の濃度についての補完的な情報を得ることができる。実際にこの原理の有効性を実証するために、工業とも関連性のあるラセミ体エポキシドのサレンコバルト錯体触媒反応での時間的な変化がモニターされた。その結果明らかにされた機構の詳細が、実験と計算化学でこれまでに報告されていたそれと同じだった。リアルタイムがいずれはメモリアルに

[1] Chemical & Engineering News 2018 June 11, p. 9.

DOI: 10.1021/acscatal.8b01411

18.7.4

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