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綿織物に含まれる

 色つきの不純物を除去するために、過酸化水素でその成分を酸化する。さらに蒸気をあてると、上機嫌かどうかはともかく、反応は加速されるが、50分ほど蒸気にさらすために多大なエネルギーを必要とし、生地も傷む。それに対して4分間だけ蒸気にさらすだけで最適な白にできる方法が報告された[1]。ここでは漂白活性化剤であるn-[4-(トリエチルアンモニオメチル)ベンゾイル]カプロラクタムクロリド(TBCC)を使う。それは水溶液中で過酸化水素と反応し、過酸化水素より低温で活性な過酸をつくる。別の漂泊活性化材と異なりTBCCはカチオン性で、水中で陰電荷が広がる傾向にある繊維のファイバーと相互作用するには良い環境である。ただし化学薬品のコストは従来のものよりも高い。それでも生産効率と出来栄えの良さが、その余分なコストに値するはずである。さらにpH調整にこれまで使われている水酸化ナトリウムに替えて、よりダメージの少ないクエン酸塩を使うこともできる。酸素貸さんかで過酸になった。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 June 11, p. 8.

DOI:10.1021/acssuschemeng.8b00912

18.7.3

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