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目新しい小道具

 (ガジェット)や電気自動車に、カチャッと、電気を通す次世代バッテリーとして、リチウム金属バッテリーが最も有望である。リチウムイオンバッテリーと違って、アノードが純粋なリチウムでつくられていて、エネルギー貯蔵も現在のそれの2倍以上である。ただしこのバッテリーは簡単に火がつき、数百回の充電サイクルしか持たない。それに対して難燃性の電解液が使われた[1]。新しい電解液でつくられた電池は、600回の充電サイクルの後も性能は低下していない。その液はリチウム塩と既知の難燃性の溶媒のかなり密なクラスターを含み、クラスター形成によって、高価なリチウム塩の量が抑制されている。バッテリーが最初の数回充電される時、塩と溶媒はリチウムと反応しミクロメーター厚さのリチウムと金属の粒が密にパックされた層をアノード上につくる。この固体層が尖った金属の沈殿をつくるのを妨げて。リチウム金属が電解液と反応するのも回避されていて、バッテリーの寿命と安全性を担保している。加えて新しいバッテリーは300 Wh/kg以上のエネルギー密度で、現状のものよりも優れているが、期待されている標準値は500 Wh/kgである。バッチリ〜なバッテリー、更に先である。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 June 11, p. 6.

DOI: 10.1016/j.joule.2018.05.002

18.7.1

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