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伸び縮みできる

 エレクトロニクスをつくるための、印刷して剥がす新しい方法では液体金属が鍵である[1]。ガリウムがベースの合金は、低温で高い導電性を示す液体であるため、曲げたりねじったりできるソフトなエレクトロニクスの導電体として利用可能である。研究者らは溶媒に合金の液滴を分散させてつくった液体金属インクを使って回路バターンをプリントしている。ただしガリウム合金の液滴はすぐに薄い酸化物を形成してしまうために、印刷した場合の導電性が低下する。この課題を克服するために研究者らは共融のガリウムインジウム合金をプラスチック基質にプリントし、液体金属パターンの上に柔軟なゴム層を流し込み、ゴムが硬化した後にそれらを剥がした。その結果、それぞれの液滴を囲む酸化層は、引き離れるように基質にひっつき、酸化膜が壊れ、素敵なことに液滴が繋がって導電性経路ができる。出来上がった回路は5倍に伸ばしても導電性は維持されていた。この導電体、どうでんしょうか。

[1] Chemical & Engineering News 2018 June 18, p. 8.

DOI: 10.1016/j.isci.2018.05.013

18.7.11

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