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水については

 全て明らかになっていると考えるかもしれない。が実際はそうではない。新しい研究成果は、水が溶質の周りに配列した時に、水分子はこれまで考えられていたより相当に動きが遅いことを示していた[1]。何年にも渡る短パルスレーザーを使ったスペクトル実験から、水はサブピコ秒で応答する、最も速い動きを示す溶媒の一つであると考えられてきた。これらの研究は一般に、水に溶解した、多くの場合励起した染料分子の電子的な特性を実証することで行われてきた。ただし洋室でも和室でも、溶質の観点から見た水の溶媒和を研究するよりも今回は、高速テラヘルツ(THz)振動スペクトル法によって、水の視点から実験を行う方法が採用された[1]THzあるいは遠赤外光は、特異的に、水クラスターダンスのような水分子の集合的な動きを効果的に実証できる。この方法を使って研究者らは、水は励起した染料分子と10ピコ秒のゆっくりとした速度で溶媒和することがわかった。さらに研究者らは、凝固点よりも低い温度に冷却された液体水の関連する実験を行うことを計画している。溶媒和について、用ないわって、言わないで。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 July 9, p. 5.

DOI:10.1063/1.5034225

18.8.3

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