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相当に大きな

 多孔性と表面積を持ち、化学的に修飾しうる共有結合性有機構造体(COFs)は、ガスの貯蔵や分離を含む色々な応用が期待されるために、魅力的な材料である。ただしこれらの金属を含まない材料を大きな単結晶として得ることができないために、その開発が阻止されていた。6月に研究者らは、大きな2-D COFをつくる方法を報告していたが[1]、今回別の研究者らはイミンをもとにした3-D COF結晶で、単結晶X線回折でこれまではわからなかった構造の詳細も引き出すことができるものを成長させる方法を報告した。改良された方法では、イミンCOF調製の間に大過剰のアニリンを使用している[2]。これによって、成長するCOF結晶の表面にベンゼン–イミン部位が出来上がる。この特徴がエラー修正機構を稼働させて、0.5μm以下の小さな結晶が直ちに沈殿することを防ぎ、代わって100μmの長さまで結晶が成長することを可能にしている。この結晶の質と大きさのお陰で、構造の歪みや水ゲスト分子の配列を含むCOFの特徴を初めて明らかにすることができている。COF幸福です。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 June 25, p. 10.

[2] Chemical & Engineering News, 2018 July 16, p. 6.

DOI:10.1126/science.aat7679

18.8.12

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