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発電所や他から

 他の工業プロセスではしばしば、塵ろ過システムを導入し、ごく微小の粒子の捕捉を行なっている、ただしそれらは可燃性の塵が積もると、火に対して脆弱である。ちりませんというわけには行かない。これまで捕捉には織物が使われていたが近年ナノファイバーのろ過効率の高さ、とりわけ2.5μm以下の塵に対する効果が注目されてきた。その中今回、ナノファイバーろ過材料が開発されて、しかもそれは難燃剤としても作用していた[1]。ナノファイバーは、難燃剤として広く使われているリン酸トリフェニル(TPP)をコア部位に持ち、6-ナイロンで全体を覆った構造である。火に晒された時には、ファイバーの6-ナイロン部位が溶解し、TPPが出てきて、火を消し止める。研究者らは、電場を使ってポリマー溶液から糸を束ね、敷き詰めたナノファイバーをつくり、担持のためのメッシュに取り付けた。実際に煙を使った実験では、2.5μm以下の粒子の99%を捕捉できていた。今後は大きなスケールでの実験で、湿気や連続使用や別のファクターの影響も明らかにする必要がある。こっちのTPPは、あ、かんたいへい・・と違って優れもんです。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 June 9, p. 7.

DOI: 10.1021/ acscentsci.8b00285

18.8.9

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