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カメレオンの優れた能力

 すなわち体色変化が得意であることに触発されて、退職するまでには研究者らは小さなレーザーを作成したかった。今回伸ばしたり、もとに戻したりすることで色が変わるレーザーが出来上がった[1]。それは従来のものよりも10倍ほど感度が高く、10分の1の伸縮で、波長に、わずかながら顕著な変化が見られる。チューニングできる系は柔軟なディスプレイ、装着できるセンサー、研究用のチップとして利用可能である。研究者らは、筒状の250-nm広さの金ナノ粒子を、ポリジメチルシロキサンシートに堆積させた。得られたナノ粒子を、光を増幅してレーザーが獲得できる染料溶液で取り囲んだ。これを光源で刺激すると、ナノレーザーは870 nm付近の近赤外光を放出した。放出された波長が増加し、デバイスを伸ばすと赤外領域へシフトしたが、もとに戻すと光ももとに戻った。ある種の染料やナノ粒子の隙間を急にひねると、幅広い種類のレーザー光も得られた。ナノレーザー作成の人、名乗れます。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 July 9, p. 7.

DOI: 10.1021/acs.nanolett.8b01774

18.8.6

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