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珪藻類と呼ばれている

 光合成でできる藻は、深海の体積中の水銀をトラップできることが報告された[1]。これらの珪藻類が豊富な分泌物は、過去150年の間の人的活動によって大気に放出された毒性金属の20%を貯蔵している可能性がある。揮発性の金属として水銀は、簡単に大気に、期待されていなくても、噴火した火山や石炭燃焼から、放出される。それらのある程度の量の水銀が大洋に溶ける。ついで大洋に入った水銀のかなりの量を、珪藻類が吸着し、微生物が死んだ時には海底にそれらを放出する。研究者らは、南極近くの南太平洋の海底から得た堆積物の中の珪藻類の分泌物をサンプリングし、海洋環境で最も多くの水銀を堆積している場所を見つけることができた。それによれば人的活動による汚染が始まった1850年から22000から84000トンの水銀を珪藻類が堆積していたことが類推された。もしそうだとしたら、人類が大気に放出したとされる水銀の量は、低く見積もり過ぎている可能性もある。珪藻類、なんかいけそうである。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 August 6, p. 10.

DOI: 10.1126/science.aat2735

18.9.8

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