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2018年ノーベル物理学賞は

 レーザー物理の分野で画期的な発明をしたA. Ashkin先生、D. T. Strickland先生、G. A. Mourou先生に授与された。Ashkin先生がおよそ100万ドルの半分を、残りを二人がシェアする。Ashkin先生は1970年代から1980年代にベル研究所で光ピンセットを発明した。レーザー光で、原子ほどの粒子を動かすことができるようにした。光ピンセットは、端材物理、化学、生物の分野でも利用されている。さらにバクテリアやウイルスも捕まえることができる。Strickland先生とMourou先生は、レーザー光の超短波の高強度パルスを生み出すチャープパルス増幅(CPA)を開発した。1980年代にMourouグループの学生だったStrickland先生は、この発明のポイントは、光の短いパルスを長いパルスに引き延ばすことであり、それで強度も低下、安全に高エネルギーに増幅させることができる。一旦増幅させると、光は超短波パルスに圧縮される。CPAによってつくられる高強度パルス、公共でも使われるかもしれないけど、実際には目のレーザー治療にも使われて、近視の矯正を可能にしている。さらにCPAはフェムト秒の分子システムの研究にも使われる。今回の受賞内容は、レーザーが驚くほど多くの課題に取り組むことができることを示している。光をしっかり使っている。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 October 8, p. 6.

18.10.11

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