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地球の大気中で

 CO2が上昇すると、ある種の穀物の栄養素が減少することを、ハーバード大学の研究者らは、コンピューターモデルを使って、明らかにした[1]。そのメカニズムは不明であるが、もし現在のCO2の放出が2050年まで続けば、175百万人が亜鉛欠乏に、1億22百万人がタンパク質不足になると研究者らは述べている。さらにこのシナリオでは次の様になり得るとも述べている。すなわち、5歳以下の子供140億人と出産適齢期の女性が、高い鉄欠乏症リスクの中で生活することになる。亜鉛、タンパク質、鉄の不足は、発育や免疫で問題を引き起こし、貧血や、幼児や母親の死に至る可能性も高める。さらにこれらの三つの栄養素のリスクを足し合わせたところ、小麦や米のような穀物に依存している国で、より高くなっていることもわかった。これらの結果から、CO2の上昇が、どのように健康障害を引き起こしうるかについて、それぞれの国が関心を高めてもらい、食生活の多様性と質の向上に取り組んで欲しいと要請している。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 September 10, p. 8.

DOI: 10.1038/s41558-018-0253-3

18.10.5

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