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大洋での光合成は

 どれくらいの量の窒素がアンモニウムあるいは硝酸塩として溶けているかに依存している。酸素が少ない環境では、バクテリアや古細菌のような微生物は、代謝の中で、酸化剤として、既知の二つのプロセスによって窒素源が取り出される。一方でこの過程は、植物性プランクトンが利用できる窒素を減少させて、それらの成長を制限してしまう、せ〜へんと言っても。その中研究者らは、これまで知られている過程よりも40%以上も多い、アンモニウムの嫌気性酸化過程を、海岸沿いの堆積物で検出した。ある種の土壌微生物は、酸化剤として、堆積物に蓄積されている有機物を使う。そこで堆積物のサンプルを模倣した海水環境に入れて、15Nラベルのアンモニウムを使ってその化学が解明された。より多くの有機物を加えると、アンモニウム酸化の速度が三倍になったことから、有機物は微生物にとって、大洋中では限られた資源であることを示している、と同時にそれに代わって植物性プランクトンが必要とする窒素が使われて、大気中のCO2の除去とも関わる大洋での窒素サイクルの理解を修正する必要もある。光合成って神々しいです。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 September 17, p. 8.

DOI: 10.1021/acs.estlett.8b00330

18.10.13

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