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酸化鉄を

 高い純度の鉄カーバイドに変換する単純な方法は、二酸化炭素をほとんど発生させない、工業的な炭素カップリング反応の触媒を、提供することができることが報告された[1]。この発見は、合成ガス(CO+H2)をディーゼル燃料のような液体炭化水素に変換するフィッシャー・トロプッシュ(FT)反応の高効率化、エネルギー削減、経費削減を可能にしうる。鉄やコバルトをもとにした触媒はいずれもFT化学を駆動させることができる。鉄触媒はより安価であるものの、あかんことは、合成ガスの中のCO30%を欲しくないCO2に変換してしまう。これによってプロセスの効率が低下し、分離に経費もかかっていた。その中研究者らは、FT触媒に使われる鉄触媒に含まれる鉄カーバイド、金属鉄、酸化鉄を試験し、CO2を形成するのがどれかを特定した。触媒の調製方法を検討し、安価な酸化鉄から、水素でこれを完全に還元し、ついで窒素で薄めた合成ガスで処理し、高純度な鉄カーバイドをつくった。工業的な条件で、新しい触媒は5%以下のCO2しか発生させず、150時間以上安定であった。鉄カーバイド、可〜愛いど。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 October 15, p. 11.

DOI: 10.1126/sciadv.aau2947

18.11.9

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