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ネオニコチノイド

 農業用殺虫剤が、ハチの巣の中で、ハチの振る舞いにどのように影響するかがロボットカメラを用いて初めて観察された[1]。神経毒性を示すネオニコチノイドに長い期間晒されると、狩猟採集を得意とするマルハナバチの、花を見つけて認識する能力が低下することが知られている。ただし巣の中での振る舞いはブラックボックスで、データもラックしていた。今回それぞれのハチに独自のQRコードをつけて、巣の中のハチの撮影が行われた。そのうちあるグループには、通常のネオニコチノイドであるイミダクロプリド6 ppbをハチの餌であるスクロースに混ぜて入れた。フィルム映像によれば、ネオニコチノイドに晒されたハチは12日後、コロニーの中で、幼虫に餌を与えたり、巣を維持したりすることにあまり時間を使わなくなり、仲間と接触することも少なくなり、一匹ぼっちで過ごすことが多くなっていた。この状況は夜や温度が低いとより顕著だった。いい天気の日に加えて、いろいろな条件での同様の観察で、こりゃあいかんさっ、という点がさらに明らかになるはずである。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 November 12, p. 8.

DOI: 10.1126/science.aat1598

18.12.7

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