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有機リンカーと

 金属が縫い合わされてメッシュのようになった多孔性材料である金属有機構造体(MOF)は、触媒として利用できること、化合物の検出、ガスの分離、医薬品の送達にも利用できる。もしMOFの孔をミクロサイズである2 nm以下からメソサイズである2から50 nmに拡大することができるとさらに多くの応用も期待できる。ただし現状では困難かまたは、公開されていても高価である。それに対して今回、MOFsにある有機配位子を削り取って、ミクロからメソポアに変換する方法が報告された[1]。研究者らは、ジルコニウムクラスターと配位子二つ、すなわちアゾベンゼン4,4'-ジカルボン酸と4,4'-スチルベンジカルボン酸(H2sti)MOFsを作成した。オゾンが選択的にH2stiを切断し、オゾンを加える前には、孔の直径が1.5 nm程度だったのが、その後直径が2から5 nmに拡大された。これはMOFの性能向上のための努力に新たな工夫がなされた例である。メソポアにも、そっぽは向かず、MOFsになってきた。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 November 5, p. 11.

DOI: 10.1021/jacs.8b09682

18.12.4

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