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2016年に

 周期表に加わった元素のうち二つ、ニホニウムとモスコビウムの質量が直接的に測定されて、以前の間接的な測定の結果が確認された[1]。この新しい測定方法は、核科学者に、超重元素の物理のモデルが妥当であることを再確信させると思われる。ローレンスバークレー国立研究所の研究者らは、単一元素の質量分析装置を新しく組み立てた。これによって別のグループが行っている測定に比べると、精度は劣るものの測定は速くなる。研究チームは、二つの崩壊するモスコビウム原子と関連する原子核の質量を測定し、モスコビウムの質量は98%の確率で288、ニホニウムのそれは284であると測定した。これは元素形成と崩壊について研究されて報告された値と一致している。これらの方法は、核物理のモデルやある種の同位体の崩壊の時間経過に依存している。これによってこの分野の科学者は、このモデルに依存しながら、別の新しい元素がもう出るか、探索している。モスコー・ミュールを手に、モスコビウムを考えたい。どっちも語源はモスクワ由来かな。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 December 17, p. 9.

DOI: 10.1103/PhysRevLett.121.222501

19.1.13

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