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内科的腫瘍学では

 何かないかと、主に遺伝子に主注目している。それに対して、遺伝子と環境の両方の重要性が明らかにされた。ここで言う環境は栄養摂取である。研究者らは、メチオニンを少なくした食事は、活性なガン細胞を餓死させることができるのではないかと考えた[1]。一炭素経路と呼ばれる代謝サイクルから、ガンに罹患した細胞はエネルギーをもらう。放射や5-フルオロウラシルを含む治療方法はこの経路を標的にしている。それに対してメチオニンが少ない食事がこの代謝を減速させることができるかどうかを明らかにするために、健康なネズミに制限した食事を与えて代謝がモニターされた。2日以内に、メチオニンと関連する代謝が低下したため、ガンに罹患したネズミでも同様な実験を行った。その結果、メチオニンが制限された動物は、それを制限されていない動物よりもがん細胞が小さく、一炭素代謝の分析では。メチオニンがもとになった副生成物は減少した。さらに5-フルオロウラシルによる治療や、放射線治療をメチオニン制限と組合せると治療効果も向上していた。ウラシル治療の裏も知ることになったのでしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 August 12.p. 7

DOI: 10.1038/s41586-019-1437-312

19.9.5

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