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セミナー二日目

 一泊予定の先生が、泊まることが出来なくなったとのこと。お聞きすれば、吉田潤一先生が9月14日にご逝去されたとのこと。衝撃を受けた。66歳まさかと、色々お聞きした。亡くなる三日前にはお元気にお話をされていたとのこと。先生は博士課程の途中で、ある大学の助手として赴任された。同じような道をたどっていた自分、1984頃か、学生時代を過ごした大学と赴任先の大学の研究環境の違い。その中でどうやって研究を進めるのか。自分の足でしっかりと歩まなくてはいけない。自分の知識のなさや取組の未熟さも実感した。それから十数年経った頃、ヘテロ原子が組込まれた有機ケイ素化合物の還元電位の差を分子軌道のエネルギーとの相関で説明した論文を発表された。直接お会いする機会があってお聞きしたところ「概念的に新しいもの」を意識しておられた。その後も新学術領域を始め、様々な場面で大変お世話になった。京都大学退職後、鈴鹿高専の校長先生に就任された。高専からは本学へも三年次編入学で学生さんが入って来られていたので、一度は直接ご挨拶をと思っていたものの、果たせなかった。今後、日本の科学政策への提言、その立案でもご活躍される先生だった中でのご逝去。化学界、科学界に留まらず、我が国としても偉大な方を失った。言葉がない。ご冥福をお祈り申し上げます。

19.9.24

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