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放射性

 カリフォルニウム-252は、豊富な中性子放射核であり、ジェットエンジンの欠陥の試験、地下のオイルやガス貯蔵の発見、ある種のガンの粉砕、原子炉の作動を含む多くの場面で利用できる。ただし純粋な252Cfを取り出すためには、照射されたキューリウムを濃硝酸に溶かし、カチオン交換で、重原子を単離、252Cfと別の生成物をクロマトによって分離する。この段階で、強い酸に弱い材料を含むために、溶液のpHを調整しなくてはならない。このpHのバランスをとる段階で、廃棄物も出て時間もかかるために高価になる。それに対して今回サンジエゴの学会、三時以降かどうかはともかく、で、硝酸から抽出するためにテトラオクチルジグリコールアミンを用いる方法が発表された[1]。99%純度で、小スケールでは単離に成功し、溶媒もリサイクルできる。また配位子は、Cfのようなアクチニド元素に優先的に配位するため、分離の効率が向上していた。アクチニド、お口にどうぞは、いけません。

 [1] Chemical & Engineering News, 2019 September 2, p. 10.

19.9.27

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