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単一のモノマーを

 ポリマーの望みのところに組み込む新しい方法が報告された[1]。研究者らは、開環メタセシス重合反応で、シクロプロペンエステルを、ノルボルネンが重合する複数の箇所に組込んでいる。例えば100ユニットのポリマーで30%の長さを別のモノマーで置き換えた分子を合成するとしたら、30ユニットのポリマーを合成し、ついでシクロプロペンモノマーを加える。ついでノルボルネン重合で残りの70ユニットを組込む。完成するとニヤッとできる。ここで鍵となるのは、シクロプロペンモノマーを加えた後に、ノルボルネン重合を再開する部分である。重合に使うRu触媒へのシクロプロペンの配位が課題であるため、-30 °Cまで反応温度を下げて3-ブロモピリジンを加えた。これが触媒に弱く配位して重合が継続する。この系では、たった一つのシクロプロペンを入れ込むことも可能であった。今後さらに他のタイプのシクロプロペン誘導体も探索し、単一モノマー挿入の必要条件を明らかにしたいとしている。そのモノマー、もポリマーに飲ま〜れるのでしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 August 26, p. 9.

DOI: 10.1016/j.chempr.2019.07.017

19.9.13

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