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工業的に

 貴金属触媒を利用するためには、できる限りそれらを担持材料に分散させることが行われている。粒子が小さくなればなるほど、より多くの原子が表面に出てきて、活性は向上するものの、前口上はともかく、それらは不安定になりがちである。反応条件で、近くの粒子と融合してしまい、本来ならば活性部位で、反応効率を最大化し、コストを押させるべき部分が阻害される。原子や粒子を保持する方法の一つは、担持体の上に、ほんのわずかなそれらを置くことであるが、それでは不活性な触媒になってしまう。その中研究者らは、単一金属を含む触媒的イリジウム種を高い濃度で担持できる、製造が簡単で安価なグラフェンエアロゲルを報告した[1]。以前別のグループが金属酸化物担持を行なったが、濃度がわずかに上がると、単一原子触媒が壊れていた。それに対してここでは、重量比でおよそ15%のIrを担持させて活性化させた。スペクトル的にそれらが離れていて、触媒的に活性であることもわかった。活性な触媒をどこかに、おかっせいて欲しいかな。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 August 12, p. 10.

DOI: 10.1021/ acscatal.9b02231

19.9.10

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