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カリフォルニアの山火事

 その84%は、キャンプ場や道端の様な高いリスクのある場所で起きている。それに対して長持ちする、時には何年も使える難燃剤は、火事による人や経済的なコストを緩和してはくれる。ただし現在のものは、保護剤として草や野菜にはうまく付着しない。それに対して今回、火事の季節に特徴的な雨に対しても抵抗性のある難燃剤が開発された[1]。新しいそれは、何十年も難燃剤に利用されている活性成分であるアンモニウムポリリン酸塩を使っている。ついでこの活性な成分が、粘弾性を示すセルロースがもとになった流体に入れ込まれている。この毒性のない流体は、以前の水がベースとなった様式とは異なり、野菜全体に完全に広げることができて、その後保護膜として乾燥できる。雨、風さらに太陽に晒されても新しい難燃剤は、火が草に広がるのを防ぐ。今回研究者らは、材料の製品化やスケールアップを最初から想定して難燃剤を設計したとのこと、これが火付け役となって次の火事のシーズンに備えた対応が始まっている。粘弾性流体と面談もしたい。

[1] Chemical & Engineering News, October 7, p. 11.

DOI: 10.1073/pnas.1907855116

19.10.31

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