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カメレオンが

 色を変えてカモフラージュするのは、肌に埋め込まれた光結晶に由来している。その肌を張ったり緩めたりすると、は虫類は、結晶の間の空間を変化させて、異なる色が発生、周辺になじむようになる。科学者は、光結晶をヒドロゲルに埋め込み、この構造をコピーする試みを行ってきた。ただしそれらの材料は通常、劇的な形の変化が必要で、それによって材料が変形してしまう。一方でカメレオンは、わずかな動きで色を変化させている。そこで研究者らはカメレオンの肌の動きの時間変化を研究し、は虫類の肌の細胞のほんのわずかな部分だけに光結晶が含まれて、他は色がないことを発見した[1]。この色のない細胞が緊張をもたらし、その結果、光結晶が動き始めて色が変化する。これに刺激を受けて研究者らは、ヒドロゲルに沢山の光結晶を並べて、それらを二番目の色のないヒドロゲル、それが支持層として作用するが、そこに埋め込んだ。得られた材料は、太陽光で黄色から緑に変化した。これらは、カモフラージュや偽造防止への応用が期待される。は虫類に、発注しなくてもよくなった。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 September 16, p. 9.

DOI: 10.1021/acsnano.9b04231

19.10.13

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