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およそ9000年前 

 欧州で人は定住し、穀物を植え、動物を育て始めた。合わせてベビーブームが起きていた。研究者らは今回この紀元前の人たちが、動物のミルクで子供達を離乳させていた証拠を見つけた[1]。これは欧州の先史時代に、赤ちゃんが人工栄養を反すうしていた直接的な証拠である。2016年研究者は、フェースブックのある投稿に目が止まった。それは「先史時代の母性」だった。そこに先史時代の栄養を供給する容器が描かれていた。それら容器は小さくて、注ぎ口があって、液体を口に注いだり、子供が液体を吸い出すことができるようになっていた。投稿には、人が容器に何を入れたのか、またそれは赤ちゃんあるいは体の弱い人に使われていたのか、誰も知らないと書かれていた。そこで生体分子考古学者である研究者は、昔のポットの有機物残渣を分析すると、これらの容器の使用目的がわかるかもしれないと考えた。研究者らは紀元前1世紀の子供のお墓で三つの容器を見つけて、その表面の残留物を取り除き、ゆっくりと穴を開けて、中からセラミックスを取り出した。粉の陶器のサンプルのガスクロ分析と同位体分析を行い、反すう動物のミルクの脂質マーカーを発見した。現代と違い当時は、動物のミルクが子供の栄養補給になっていたかもしれない。分析で、ミルクを見るクことができた。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 September 30, p. 5.

DOI: 10.1038/s41586-019-1572-x

19.10.21

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