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90前後の分子の数の

 ナノサイズの水の液滴が氷晶を形づくる、しきい値であることが報告された[1]。表彰ものかもしれません。以前の理論的な研究では、最低限は、100から300の水分子であるとされていた。研究者らは、高圧のノズルを使って40 と150 K(ケルビン)の間の温度で様々なサイズの水のクラスターを発生させた。赤外吸収スペクトルは、およそ150 Kでは90分子あるいはそれより多い数のクラスターで結晶状の氷の水素結合が形成されることを示していた。150分子までは、これらのクラスターの中の分子は、固体あるいは液体層の間を振動している。研究者らは実験結果を使って、類似の大きさのクラスターの分子動力学シミュレーションを微調整し、実験結果の再現にも成功している。なおこのサイズのクラスターは、大きなタンパク質や、ある種の材料の中にも存在するため、そのような中での水の振る舞いを予測できる可能性もある。さらに別の分子でも類似の、しかも液体-固体の間だけではなくて、液体-液体でも存在しているかもしれない。ケルビン、絶対温度の単位です。-273 °Cまで行けるビン。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 11, p. 6.

DOI: 10.1073/pnas.1914254116

19.11.29

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