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赤外とラマンスペクトル

 異なる分子振動を観測することができる。この二つの方法を使うと、より完全な分子の絵を提供することができる。ただしこれらを一つの装置で行うことは難しい。それは、それぞれで使われる励起波長が大きく異なるためである。ラマンでは近赤外(NIR)を、赤外では中赤外(MIR)を利用する。その中今回これら二つのスペクトル測定が行えるシステムが構築された[1]。研究者らはNMRフェムト秒Ti:サファイアレーザーを光源として利用した。光パルスがそのまま、フーリエ変換コヒーレントアンチストークスラマン分光法に使われている。IRスペクトルに対しては、非線形光学結晶がNIRパルスのいくつかをMIRパルスに変換している。研究者らが留守でも、二つのタイプの光パルスがサンプルを通過した後、それぞれのパルスは異なる検出器に誘導される。実際にトルエン、クロロホルム、ベンゼンとジメチルスルホキシドの混合物のサンプルで同時分光の成果が実証されている。赤外とラマン、浪漫もあります。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 October 21, p. 9.

DOI: 10.1038/s41467-019-12442-9

19.11.12

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