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酸化窒素(NOx)は

 世界中に広がる、乗り物や工場での燃焼で排出される汚染物質で、しかも有害な表面レベルのオゾンの発生を助けている。ただしNOx汚染をノックアウトすることは、その大気中での寿命が濃度以外の因子、例えば別の汚染物質のレベルに依存しているために、かなり複雑になる。今回研究者らは、北米での2005年から2014年の間のNOxの寿命の変化を報告した[1]。研究では、人工衛星によって集められた高解像度の紫外可視スペクトルが使われて、それぞれの地域でのNOxの量が決定されている。隣接する場所のイメージや風の速度のデータを入れ込んでNO2濃度を比較して、対象となった市でのNOxの寿命を明らかにしている。NOxレベルはいずれの場所でも対象期間では低下しているが、NOxの寿命はいくつかの都市で延びている。この違いは、揮発性有機化合物の濃度であり、それがNOxと反応しオゾンを形成する。さらに2013年まではNOxがオゾン形成量を規定していたことから、NOxの排出を減らすことで、さらにオゾン汚染も改善されることが期待できる。オゾン削減、既存の方法と合わせて使えるかな。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 11, p. 7.

DOI: 10.1126/science.aax6832

19.11.30

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