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インクジェット技術を

 使ったデジタルデバイスのプリントは、オーブンでのすすぎや硬化のような段階が必要である。それに対して今回初めて、全てをプリントで組み立てた半導体が製造された[1]。素子をつくるために研究者らはエアロゾルジェットプリンティングという技術を使った。それは紙やプラスチック材料の上にインクの層を正確に置く方法である。これによってインクがインクリースするのを回避している。またこのプリント法では、インクを微細な小滴に壊し、バックグラウンドになる溶媒の量を最小化できて、不必要な材料のプリンターの外への洗い流しや蒸発の必要がない。研究者らは最初に、カーボンナノチューブをプリントし、トランジスターの導電チャンネルを形成させて水をもとにした銀ナノワイヤインクを使って電極をプリントアウトした。ついでヒドロキシプロピルメチルセルロースと混合した六角形の窒化ホウ素とを混ぜた層を塗布して絶縁性を付与し、ついで最後の電極層をプリントし、性能を試験した。得られたトランジスターは柔軟で1000回曲げてもその性能は保持されたままだった。法事でも使えるか。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 October 14, p. 9.

DOI: 10.1021/acsnano.9b04337

19.11.7

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