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宇宙生物学者は

 生命の構成要素は、隕石によって地球にもたらされたのではないかと、長年考えていた。今回初めて、二つの隕石のサンプルで、生物学的に不可欠な糖鎖が発見された[1]。研究者らは三つの球状になった隕石と岩のような隕石を分析し、そのうち二つに検出できるレベルのリボースを見つけた。ついでそれらのサンプルの炭素同位体も調べられて、糖鎖はC-13を多く含んでいた。このことは、それらが地球外から来たものであることを示している。ただし二つの隕石には糖鎖があり、他の隕石にはないことについて、因果関係は明らかではない。地球外糖鎖形成の可能性のある経路の一つは、ホルモース反応で、それはホルムアルデヒドのような単純な前駆体から複雑な糖鎖を導く反応である。そこで研究者らは実験室でホルモース様の反応を行い、隕石で見つかった比と類似の比で糖鎖が製造されることも発見した。今回のリボース検出は、前生物的な地球では、RNAのような生体ポリマーは、地球外からやって来たという考えを支持している。隕石の分析結果、親戚にもお伝えを

[1] Chemical & Engineering News 2019 November 25, p. 9.

DOI: 10.1073/pnas.1907169116

19.12.22

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