« 酸化窒素(NOx)は | トップページ | ペ・ソンウ選手の優勝 »

100万人以上の人が

 毎年、汚染水によって引き起こされたひどい下痢で命を落としている。ウイルスとりわけロタウイルスがその原因である。昨年研究者らは、熱帯地方全般に生息する木であるワサビノキのタネをもとにした水のフィルターの試作品自らが、水からバクテリアを除去できることを示した。さらに今回ロタウイルスに構造的に類似でよく研究されているバクテリオファージMS2の99.99999%を除去できる系が報告された[1]このウイルス除去は、米国環境保護局が飲料水に規定している99.99%という条件を満たしている。システムが効果的にウイルスを掴み取ることができるのは、ワサビノキのタネにあるタンパク質であるMoCBPが、ウイルスの外殻あるいは殻にバインドできるためである。分子ドッキングシミュレーションの結果は、ロタウイルスでの同様の応答を示唆していた。研究者らは、このろ過システムの改良とスケールアップに取り組んでいる。タネタンパク質にウイルスバインド、良かっタネ。水の中、ウイルス留守に。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 11, p. 9.

DOI: 10.1021/acs.est.9b03734

19.12.1

|

« 酸化窒素(NOx)は | トップページ | ペ・ソンウ選手の優勝 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。