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銅錯体は

 触媒や生物化学で重要であり、そこではCu(III)がCu(I)に酸化状態が変化するとしばしば説明されている。ただし数十年間にわたり、これらの酸化数が、銅錯体の電子環境を反映しているかどうか、議論が行われてきた。研究者らはこのいわゆる銅戦争の最前線を、最善を尽くして、突破することができた[1]。スペクトル並びにDFT計算結果は、形式的にCu(III)の数十の錯体が、金属の酸化や還元に依存するよりもむしろ、配位子の電子的な特性に依存していることを示していた。これらの分析で、錯体が媒介する反応では、分子軌道の特性はリガンド由来であることもわかった。このことから例えばCuフェナントロリン(CF3)3錯体が安定で反応しない一方で、アルキルやイミド錯体が高い反応性であることがわかる。さらにこれらの錯体の電子構造をよりよく理解すると、配位子選択で化学種の反応性が微調整できる。今回の結論が銅戦争を終結させるものではなくて、研究者らは、さらにNiやCo種についても研究を始めている。銅戦争、ようせん人もいます。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 18, p. 10.

この記事、出典とDOIがありません。どなたが知ってんのでしょうか。

19.12.10

 

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