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高い反応性を示す

 二つのジアジン基を組み込むことによって、どんなタイプの有機ポリマーも交差連結できる化合物が報告された[1]。これによってポリマーの応力応答や耐腐食性を向上させることができる。さらにそれはポリマーの接着剤としても利用できる。交差連結ポリマー合成は様々知られているが、それぞれを個別に設計しなくてはいけない。それに対して研究者らは、同じ条件で可能にしたいと考えて、ケミカルバイオロジーで使われている炭素一つと窒素二つからなる三員環であるジアジンに注目した。それに光や熱を照射するとカルベンが発生し、そこにC-H、N-H、O-H結合が組み込まれる。例えば少量のビスジアジンとポリプロピレンを含む様々なタイプのポリマーを反応させて交差連結させることができる。それはあたかも魔法の妖精の粉のようで、要請すれば、わずかな量が振りかけられて、材料の特性が変化する。またポリエチレンの様な滑りやすい材料を、それ同士や別のプラスチックや金属に連結することもできる。ジアジン、アジア人も使いたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 18, p. 7.

DOI: 10.1126/science.aay6230

19.12.6

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