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綺麗に燃焼する

 水素で走る燃料電池車は、私的利用のために、少しずつ販売されるようになってきた。現在水素は高圧でガスとして供給されているが、これを安価な液体として輸送されて、現在の液体燃料であるガソリンタンクに入れることができると、環境へも恩恵をもたらす。その中、数百トン以上取引されている商品であるメタノールから高い効率で水素を発生させることができる単一原子触媒が実現すれば、この自動車燃料のシナリオを現実のものに近づけることができる[1]。研究者らは、アスコルビン酸と白金前駆体を使って、単離した白金原子を多孔性のセリア担持に連結した。原子の分散によって、高価な金属が最大限に利用できている。さらにその原子は高温でも120時間以上安定だった。加えて単一原子触媒は、様々なアルコールで高い効率で利用できた。2.5 nmや7 nmのナノ粒子白金触媒と比較しても、新しいそれは40倍あるいは800倍活性だった。これで一気呵成に展開できますように。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 December 2, p. 10.

DOI: 10.1021/jacs.9b09431

19.12.27

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