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酸化アルミニウムでできた

 ガラスは、柔軟で伸縮することがわかった[1]。通常のガラスはシリカである。理科でも習うかもしれないけど、アモルファス状態である。それは強いけど割れやすい。そこに含まれる欠陥が原子の動きを阻害するために、動きに対してエネルギーを分散することができずに、乞われることがなくても、壊れてしまう。それに対して今回厚さ60 nm、広さ2μmのアルミナフィルムが、パルスレーザー蒸着法でつくられた。この微細なフィルムは、8%程度まで伸ばすことができて、半分のサイズまで圧縮できた。そのシリカガラスとの違いは、アルミナガラスでは、欠陥のない原子ネットワークが密に出来ていて、原子が場所を簡単に置き変えることができるためであることもわかった。ただしこれを飛散しないスクリーンなどへ応用するためには、大きなガラスにする必要があるが、それには新たな技術も必要である。それでも今回の発見は、イオン性アモルファス材料の秘めたる可能性を示している。姫たる人にもお伝えを。

[1] Chemical & Engineering News, 2019 November 18, p. 5.

DOI: 10.1126/science.aav1254

19.12.5

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