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ケマチカソフトウエアは

 およそ5百万種類の合成の戦術的な組合せを発見してきた[1]。Corey先生のLHASA逆合成データベースが500程度の組合せであるのとは対照的である。ケマチカは、科学者によってエンコードされた10万以上の化学のルールに沿った合成を計画できる、威嚇はしないけど。ここでは22万程度の分子が対象となって標的分子あるいは中間体への二段階反応が提案されている。さらにそれを、副反応をもたらさない25万の戦術的な組合せに落とし込み、一段階反応では達成できない系に絞り込まれている。25万の合成シーケンスから、置換基や条件のバリエーションを入れると5百万の可能な組合せが見積もられる。例えばこのプログラムは、脂肪族三環式のジテルペン骨格へのルートを提案している。ちなみに学術機関ではこのデータベースはオンラインで使用可能である。Sarpong先生によれば「論理的でかつ一般的に適用できる組合せを見つけることができると、いい感じのバージョンアップである」とのことである。先生はミリポアシグマと共同で、シンチシアと呼ばれるケマチカの商用版を利用している。ケマチカ、待ち兼ねていました。

[1] Chemical & Engineering News 2020 January 13, p. 7.

DOI: 10.1016/j.chempr.2019.11.016

LHASA: Logic and Heuristics Applied to Synthetic Analysis

20.1.31

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