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合成ガスとは

 一酸化炭素、二酸化炭素と水素の混合物である。Syngasとも呼ばれる。このガスは石炭、天然ガスや他の資源から触媒を使って800 °C付近の温度で合成される。今回そのより環境調和な方法が開発された[1]。光を使い、銅アンテナと単一のルテニウム原子反応部位からなるナノ粒子触媒を活性化し、およそ200 °CでSyngasが合成されている。全身が驚きを隠さないこの系は、99%の選択性で50時間まで安定である。現在の工業的なSyngas合成では、C-C結合形成による炭素質の材料の成長の影響を触媒が受けるためそれほど頑丈ではない。孤立させた反応性部位を持つことで、お互いの活性部位が隣接していないことから、容易にC-C結合形成反応は進行しない。研究チームはこの技術の使用許可を研究者も共同設立者である企業に与えた。これが稼働すれば、炭素排出の削減や工業プロセスでのエネルギー使用の削減につながる可能性も高い。合成ガスが豪勢ですが、になるでしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 January 20, p. 11.

DOI: 10.1038/s41560-019-0517-9

20.2.9

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