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アセチレンやブタンから

 つくられる有機ミネラルは、土星の最も大きな衛星であるタイタンでは「いたん、いた」と発見できて、タイタンの景観をかたちづくる。これまでの研究結果は、アセチレンとn-ブタンとの共結晶が、タイタンには豊富で、その表面のメタンやエタンの湖から沈殿してくることが提唱されていた。今回NASAのジェット推進研究所は、そのような結晶がタイタンのような条件で形成されるかどうかを実験的に検証した[1]。すなわちタイタン表面を模倣した90 Kで、アセチレンとブタンを結合させた。ラマンスペクトルの結果は、二つの化合物が自発的に共結晶を形成し190 Kまではそのままだったことから、それらはタイタンでは安定であると結論づけた。さらに液体エタンを共結晶上に凝縮させて、タイタンの雨に耐えうるがどうかも検証された。タイタンの表面では、風や別の分子との相互作用が、共結晶の浸食、輸送や堆積に影響を及ぼし、それぞれの時のタイタンの表面の景観をかたちづくっているが、それは以前考えていた化学より多くのことが頻繁に起こっていることが類推できた。タイタンについて書いたんでした。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 January 20, p. 11.

DOI: 10.1021/acsearthspacechem.9b00275

20.2.10

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