« 午後11時 | トップページ | 核廃棄物を »

グラフェンを製造する

 様々な方法が知られているもののそれらの方法では、大量の高品質なグラフェン製造はできない。危険な原料が必要、エネルギー負荷が大きいなどの課題がある。それに対して今回、フラッシュジュール焼結法で、石炭、食品廃棄物やプラスチックを、高品質なグラフェン数グラムに1秒以内に変換できることが報告された[1]。このプロセスでは、二つの電極の間に、石英とセラミック管があって、そこで炭素をもとにした材料を軽く加圧する。この小道具にコンデンサーバンクからの高電圧電気放電が施される。これによって炭素を含む材料は、3000 K以上の温度に1秒以内に到達し、アモルファス炭素がグラフェンに変換されて、他の化学物質は揮発性材料として放出される。その結果、グラフェンが素早く生成し、個別のグラフェンシートが簡単に抽出できる。論文では、最も大きなグラフェン合成の例として、フラッシュ一回で1 g合成が示されている。その後さらにフラッシュ一回で5 g合成も達成されている。フラッシュに人が集まりすぎるとラッシュになって、クラッシュするかもね。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 February 3, p. 4.

DOI: 10.1038/s41586-020-1938-0

20.2.20

|

« 午後11時 | トップページ | 核廃棄物を »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。