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衛星からのデータは

 1月30日以降、北イタリアのグランドレベルでの二酸化窒素による大気汚染が、急激に低下していることを示していた[1]。この北イタリアでのことは、期待していたわけではなく、COVID-19の初めの例がイタリアで確認された時期と符合する。人が家を出ることが少なくなり、イタリアが3月9日にロックダウンを始めた頃から、一週間におよそ10%ずつ低下し、C&ENのプレスタイムまでに50%減少している。同様の傾向は、今年の始め頃中国でも観測された。この現象はパンデミックが起きると別の地域でもおそらく起きるはずである。NO2は燃焼の副生成物であり、自動車、発電所、工場から排出される。ガスは人の健康被害をもたらし、反応すると他の有害物質になる。パンデミックによる経済活動の停滞によって、大気環境が劇的に変化した歴史上の例がいくつかある。2008年の北京オリンピックでは、地方の排出源が禁止されて、短い期間、大気環境が改善された。またベルリンの壁が崩壊した後、東ドイツの発電所で、気体洗浄装置が装着されて、二酸化硫黄が劇的に低下したこととも似ている。汚染の抑制、ようせんかったことが、起きている。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 March 23, p. 11.

20.3.30

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